ひとりでキューバツアーに行ったベンチャーの社長と会談

ひとりでキューバツアーに行ったベンチャーの社長と会談

学生の時から起業したいと考えていたので、大学は経済学部を選択しました。
しかし入学してみると、周囲の友人の中には起業家となる野心を持っている人はおらず、大手企業に就職したいと考えていて少しがっかりした気分になりました。
周りに流されずに自分の道を行きたいと考えて、学校が終わったら将来の仕事を具体的に計画するために、コワーキングスペースを利用するようになりました。
そこには男女問わず、年齢も背景もばらばらの人が集まっていて多いに刺激を受けることができました。

海外をひとりで動ける人はかっこいい

基本的にコワーキングスペースでは自分の仕事を行いますが、共有スペースでは参加者がざっくばらんな話ができるようになっています。
そこで20代のベンチャー企業の社長がいて、同じ大学が出身だということから様々な話を聞かせてもらいました。
その人はベンチャー企業を立ち上げる前に一度就職したようですが、やりたい仕事ではなかったことからストレスをためて引きこもりの状態になったことがありました。
しかしこのままでは駄目だと得意のITを活用していたら、キューバツアーを募集していたのを見かけて申し込むことにしたようです。
キューバはアメリカとの間に軋轢もありましたし、日本にとってはそれほど馴染みがない社会主義国ですから、周囲にも遊びに行った人はいません。
だからこそ行ってみたいと考えて、ひとりで申し込んだら、キューバの自由な雰囲気に圧倒されて魅了されました。
現地の人の自由な様子を見て、自分もやりたいことをやろうと励まされて会社を立ち上げる勇気を得たようです。

起業をやり切るスピリッツも一人旅で養われたのかも

見た目にはそれほどガッツがある人には見えませんでしたが、彼と会談をして色んな話を聞いたら、周囲の人からの批評や視線を気にするほど無駄なことはないとわかるようになりました。
キューバではツアーで参加したもののフリータイムがあり、現地のお土産を一人で見てまわったようです。
そこでは商魂たくましい人もいましたが、逆に大盤振る舞いをしてくれる人もいて、共通しているのは楽しく働いているかということだと気付きました。
それはヒントになり、起業をして辛い時も、まだ頑張れるのかということを指標にしています。
一人旅をすることは、一人で起業をするのと同じくらい孤独と不安にさいなまれますが、最後に到着する地点というものが必ずあります。
色んなハプニングに巻き込まれることがあっても、最終的なゴールがあるのであれば、そこに向かって楽しく動くことが大事です。
過度に不安になったり落ち込むのではなく、目の前にある良い部分を感じ取れるように動けば起業の苦しさも乗り越えられることがわかりました。